2008-03-14 0:17:42
乳と卵を読みました
こんにちわ、ちいちいです。
今日は、4月上旬の気温との事で、
上着が不要なくらいの暖かさですね。
芥川賞受賞作品の
川上未映子さんの「乳と卵」を読みました。
けっこうニュースなどで話題になっていたので、
ずっと読みたかったのですが、
文藝春秋に全文が掲載されていたので、
さっそく読んでみました。
内容は、豊胸をしたい母親と
初潮を迎える頃の年齢で、
母親に対する言葉を失っている娘の物語。
その中で、その母親の胸への
こだわりと、今現在の胸の様子の
描写がすごかったんです!
蚊に刺された程度の膨らみの中央に
オレオクッキーがあるような感じの胸、
みたいな表現でしたが…
う~ん…想像するだけでもスゴイです。
その母親はお風呂屋さんに行った時に
人の裸をこれでもかというほど凝視するのですが、
ほんと、お風呂屋さんって女体カタログのようですもんね。
でも、もしそんな胸やったら、
私も豊胸したくなるかも?
でも、誰の為に?と問うシーンもあり、
男性のため?
自分の満足のため?
でも、自分の満足ってイコール男性の目に対する意識?
とかそういう事を深く考えると難しいですね。
母乳で授乳しててスッカリ
胸の中身がなくなったとの事でしたが、
私も人ごとではないかも!と思いました。
母親に対して言葉を失っている娘が、
毎日気持ちを日記に記していて、
話のところどころに入ってくるのですが、
それも細やかな表現で、良かったです。
大阪弁満載で、関西の人以外は読みにくいかも?と
思いましたが、なかなか面白い作品でした☆
機会があったらぜひ、読んでみて下さいね。
★川上未映子さんブログ
http://www.mieko.jp/
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