2009-09-07 9:53:35
『やなぎみわ 婆々娘々!(ポーポーニャンニャン!)』
こんにちわ、ちいちいです。
土曜日に、中之島にある、国立国際美術館に
やなぎみわさんの 婆々娘々!(ポーポーニャンニャン!)を
見に行って参りました。
ちょっと前に、情熱大陸という番組で
取り上げられていたのです。
その中で、巨大な写真立てに飾られた
巨大な女性達の写真、
Windswept Womenが見たかったのですが、
その他の作品も、興味深いものばかり。
最初は、My Grandmothers Series。
一般公募したモデルさんに
「50年後の自らの理想の姿」を問いかけ、
やなぎみわさんとのコラボレーションで
特殊メイク、CGでそれぞれの理想の祖母の姿に
変身させて、写真の右側には、
その祖母のつぶやきみたいな言葉が書いてあり、
とても、わかりやすく面白く、
ついつい、自分の老後とか考えてしまいました。
次は、Fairy Tale Series。
グリム童話や、アンデルセン、その他の寓話、
ガルシア・マルケスという人の小説からの
物語をベースに、やはりここでも
老婆と子供の対比とか
子供がマスクをかぶり、老若を演じていたり、
不思議な世界観です。
ちょっと怖い感じです。
奥には、老婆たちが、ケーキを囲んで、
ハッピバースデイを歌う映像なども。
そして、最後に奥に進んで、
Windswept Womenです。
4メートル×3メートルの巨大写真立てに入った
女性達は、年のいった人には、はちきれんばかりの
若いおっぱいを、
若い女性には、役目を果たして、シナシナと
伸びたおっぱいを付けて、
風に吹かれて荒野に立っています。
ものすごい迫力です!
老若、虚実、生と死の社会通念を
かく乱させようとの試みという事です。
テントの中に、テントに入ったたくさんの
女性が、砂漠のようなところで、
テントから這い出して踊り、
また戻ってゆく映像もありました。
とにかく、独特ですが、
すっかりファンになりました。
わたしも、人生中間地点に来て、
これから老いてゆくのだろうし、
いろいろ考えさせらました。
9/23日まで開催しているので、
ぜひ、行ってみてくださいね。
やなぎみわ
婆々娘々!(ポーポーニャンニャン!)
http://www.nmao.go.jp/japanese/b2_exhi_works.html
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